スピリチュアル,  パワースポット,  日記

ショパン最高

赤坂サントリーホールで行われた、古畑祥子さんのピアノソロコンサートに行ってきました。

ドイツ在住の知り合いなのですが、演奏を聞くのは初めて。今回は来日されたのでやっとチャンスが訪れた感じでした。

サントリーホールの前の滝の広場は、私の初めての著書「東京パワースポットガイド」(ゴマブックス)にも掲載されている都内のパワースポット。
夜の風景もいいですねー。

ドイツスターピアニストという肩書も好き。

なんと、最前列の手がよく見える位置の座席でした。

ショパン14曲。
全て名曲で、好きな曲ばかり。

演奏中、涙が何回も溢れてきました。

上手で完璧でどうだ!っていう演奏は、日本人らしいし、それはそれで素晴らしいのですが、
古畑さんの演奏は、個性が活かされた、人間的な情感のあるピアノでした。
それがとても上手な中で行われるので、個性が嫌味ではなく、超越してる感じで。
古畑さんの音楽や人への愛が溢れていました。

映画のように、物語が入ってくるのも本当に凄くて。久々の音楽での変性意識体験。

古畑さんは、今回の来日コンサートは、音楽と愛と、人間がひとつになる感覚を共有することができたなら、この上ない喜びだと、パンフレットに書いてましたが。

私は、しっかり共有できてきたと思いますw

楽器でも歌でも、上手な人はいくらでもいるけど、その人の人間性を通した表現になった場合、
どのくらい伝えられるんだろうと思うことがあります。

舞台は特にそう感じることが多く、役だけでなく、女優さんの人間性とマッチした時に、何か大きな感動が波になってくるように思います。

歌は特に、それがわかりやすいかも。

そして、楽器はなかなか個性的な表現は難しいというか、クラシックでは特に敬遠されるような気はするんだけど、音楽だから人間を伝えていいはず。

ピアノでもバイオリンでも、心に響くものってもっともっとあるはずだよねーと思っていた矢先に。
それこそ個性的な古畑さんの演奏は、今の私にはぴったりだったのかも。

ショパンの名演奏は感動✨するものですが、そこに古畑さんの人間が見えたのが、よかった。
ショパンと演奏者のW人生が伝わってくるところに、更なる感動があったんだと思う。

プログラムの最後の曲は「英雄」でしたが、一番アレンジがあったので、え??とは思いましたが、
きいてると、「人は一人一人が英雄だ」と、その変化が人間の個性のそれぞれのように思えて、とても愛を感じてしまったのです。

最近、魂を追求している私は、魂に響くもの、魂を光らせるものに敏感です。
新しい時代のアートは魂に響くもの。それは、音楽だけではなく、芸術全般にいえますが。

そういう、魂に関連したものに、技術は、最高でなくてよくて、もっと違うプラスアルファ。

能の梅若玄祥先生の、オーラで伝えることができる心象表現など、舞台ではそのオーラにより魂を震わすことができる人がいますが、日本人には少ないようにも感じます。

古畑さんがドイツ在住なのも、日本人の枠を超える何かが生きやすいのかもしれませんね。

私のためにも魂修行になったコンサートでした。